イメージがまだ掴めていない


まだかたまりになっていない


もうすこし空気に触れさせてみる

伸びやかな曲線を描く背筋に

あなたの言葉をふりかけてみたら


サテンの光沢のように震える鼓動が踊りだした


壁掛けのフックには何も掛かってやしないけど


感熱紙の絵画はいつだってあの子のことを想っている



めぐる季節にまわる陽の光を浴びて


いつだって想っているんだよ

垂直に立った筆箱から

アンビタッチが飛び出ている

枝に躰を固定した

紋白蝶の幼虫を思い出す

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∫＿＿＿＿＿。

さあさあ新しいはじまりだよ

きっともっとそう


静脈を逆流する感覚


忘れちゃえば良いのさ


なにもかも