すっかり寝てしまったんだ


夜のほとりに

闇のいざない


起きたらぼくは夢のなか

なにもしたくないときに


なにもしないじゃだめだとおもうから


とりあえず


なにも考えずに
写真をながめたりする

なんでもかんでも


短くしてしまって


なにがなんだかわからない

自分で色を塗ることができるようになったある日のこと


衝撃が走ったのを覚えている


くれよんはいつも色が決まっていて


それを混ぜ合わせるなんてできるなんて思ってもいなかった



黒板にかかれた

あか＋あお＝むらさき

の白い文字が未だに脳裏に浮かぶ



すごいとおもった

たまらなくなった


あのときの衝撃を

今、違う何かで得られるだろうか

さく　さく　さく


この文字をみて何を思い浮かべる？


花が咲いた様子でも

かき氷を食べる様子でも

何かを切っている様子でも


なんでもいいんだよ

なんだっていいんだ